高額のプリペイドカードを買おうとする高齢者 店員の行動に「素晴らしい!」「かっこよすぎ」

毎年、多くの被害が報告されている詐欺行為。
中でも、判断力の低い高齢者を狙って虚偽の情報を伝え、金銭を振り込ませる『振込詐欺』が横行しており、警察は積極的に注意喚起を行っています。
また、近年はプリペイドカードや電子マネーを購入させる手法も増えており、詐欺の手法は時代とともにどんどん巧妙になっているのです。
兵庫県加古川市にあるコンビニエンスストア『セブン-イレブン』加古川美乃利店は、2023年4月10日にTwitterを更新。
同店で働く店員が、高齢者を狙った詐欺を阻止したとして、加古川警察署から表彰されたことを明かしました。
投稿によると、口車に乗せられた高齢者の利用客が、同店で『POSAカード(プリペイドカード)』を購入させられそうになっていたといいます。
従業員が詐欺を阻止当店の従業員がposaカードの詐欺を阻止し加古川警察から表彰されました高齢者を狙う詐欺が頻発しています身に覚えの無い請求は詐欺の可能性大ですので、先ずは警察に相談してください特にご高齢の近親者の方への注意喚起をお願いいたします#詐欺メール pic.twitter.com/lf2KupgbyR
昨今のコンビニエンスストアには、さまざまな種類のプリペイドカードが並んでいるため、気軽に購入することができます。
しかし、そんな利便性を悪用した、「高額のプリペイドカードを購入させ、利用番号を伝えるよう指示する」という詐欺が全国で多発しているのです。
※写真はイメージ
もちろん中には、自分で利用するために高額のプリペイドカードを購入する人もいます。しかし、比較的デジタルに疎い高齢者が、そういった買い物をするとは考えにくいものです。
全国のコンビニエンスストアで高齢者を狙ったプリペイドカードの詐欺が増加しているため、同店の店員はいぶかしんだのでしょう。
「公共料金の支払いが未納である」「ネット通販の利用額が支払われていない」といった虚偽の電話やメールで、プリペイドカードの購入を迫る悪質な手口。
加齢で判断力が鈍っていることに加えて、インターネットに疎い人が多い高齢者は、詐欺師にとって恰好の的なのでしょう。
親族に高齢者がいる場合、金銭の支払いを求める連絡が来たら、必ず家族か警察に相談をするよう伝えたいですね。
[文・構成/grape編集部]