ごはんをおいしく炊き上げるために欠かせないのが、『蒸らし』の工程。
加熱後、10~15分ほどそのままにしておくとよいとされています。
しかし炊飯器でごはんを炊く場合、「炊き上がりのブザーの後、さらに蒸らし時間を確保するべきなのか」と悩んでしまう人も多いでしょう。
家電メーカーである三菱電機株式会社(以下、三菱電機)の公式サイトから、気になる回答をお届けします。
炊飯器は、スイッチ1つ押すだけで炊飯に必要な工程を自動で行う便利な家電。
三菱電機によると、その工程の中に『蒸らし』も入っているそうです。
『炊飯工程』の中には、「むらし工程」も入っています。
終了ブザーが鳴ったら、むらしも終わっていますので
すぐに炊飯器を開けてごはんをほぐして、余分な水分を逃がしましょう。
三菱電機 ーより引用
ほとんどの炊飯器は、『蒸らし』を終えたタイミングで終了ブザーが鳴る仕組みです。
ただしなかには『蒸らし』機能が付いていない炊飯器もあるので、使用している炊飯器の取扱説明書を確認してください。
もし機能が付いていなければ、ブザーが鳴った後10~15分蒸らしましょう。
※写真はイメージ
炊飯終了のブザーが鳴った後、すぐにふたを開けられない場合もあるでしょう。
ふたを開けずにいると『蒸らしすぎ』の状態になり、ごはんの仕上がりに影響してしまうため注意が必要です。
炊き上がってからふたを開けるまでの時間が長いと、蒸らしすぎによってごはんがベタ付き、ふっくらとした食感が損なわれてしまいます。炊飯後は、すぐにふたを開けて余分な水分を逃がしましょう。
予約タイマーを使ってごはんを炊く場合は、食事の時間や炊き上がり時の状況を想定して時間を設定するのがコツです。ごはんをよりおいしく楽しむためのポイントとして、ぜひ意識してみてください。
炊飯器でごはんを炊く際、多くの場合は、終了ブザーが鳴った後にあらためて蒸らし時間を確保する必要はありません。炊飯器の仕組みや蒸らしの効果、蒸らしすぎの影響を理解し、ふっくらつややかなごはんを楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]