近年、密を避けることを呼びかけられていたこともあり、アウトドアの需要が高まっています。そのアウトドアの中でも人気なのが「キャンプ」。ソロキャンプやグランピングなど様々な種類があります。
キャンプ場と言えば自然の中にあるイメージですが、14日、阿賀野市に遊園地×キャンプ場という珍しいエンターテインメント施設が誕生しました。オープンに至ったのはお客さんへの感謝の想いからでした。
【桶屋アナウンサー】
「阿賀野市のサントピアワールドです、こちらでは、これまで遊び心のある様々な取り組みを行ってきましたが今回、新たな挑戦として遊園地に隣接するキャンプ場をオープンさせました」
阿賀野市の遊園地・サントピアワールドから車で3分ほどの場所にオープンしたのが「太陽のキャンプ場」。
名前にはエネルギーにあふれ、地域に熱を生む拠点にしたいという思いが込められています。
【サントピアワールド 高橋修園長】
Qキャンプ場立ち上げに至った背景は
「2020年にクラウドファンディングで、本当に多くのお客様からご支援頂いて、お返しの一つとしてキャンプ場を安く使って頂ける、自然を楽しんで親子の思い出を紡ぐ、そういう場所にしたい」
新型コロナで打撃を受ける中、園の存続危機を救ってくれたお客さんに遊びの力で笑顔を届けたいとキャンプ場を建設。
キャンプ場は3つのエリアに分かれていて炊事場・トイレ・シャワーもついています。
さらに今後はドッグランに加え、たき火を中心に人が集う多目的広場も建設予定。
しかし…
【サントピアワールド 高橋修園長】
「キャンプ場はある程度補助金を頂いてやっていたが、なかなかそれだけではそこ(多目的広場建設)までいかなかった」
そこで、園は14日から5月30日までクラウドファンディングで建設資金を募ることに。
返礼品としてキャンプ場の年間パスポートやアウトドアグッズを用意しています。
これまでもユーモアあふれるアイデアで苦境を笑顔に変えてきたサントピアワールド。
遊具で遊び、自然の中で人との関わりを育む新しい施設に期待が高まります。
【サントピアワールド 高橋修園長】
「遊園地で一緒になって遊んで、それで思い出を作って語らいながら夕食・寝るができると思う。すごくいいんじゃないかな」
通常キャンプ料金は大人が1200円・こどもが600円ですが、遊園地の1日フリー切符を買うと大人が600円・子どもが300円になります。