「ロシア軍が誇る防空兵器」吹き飛んだ?衛星画像で被害あきらかに ウクライナがクリミアを攻撃

巨大なクレーターや残骸も。
イギリス国防省は2024年12月9日、クリミア半島のシンフェロポリで、ウクライナ軍に破壊されたロシア軍のS-400地対空ミサイルシステムの衛星画像を公開しました。
「ロシア軍が誇る防空兵器」吹き飛んだ?衛星画像で被害あきらか…の画像はこちら >>S-400のミサイル発射車両(画像:ロシア国防省)。
S-400は、巨大なミサイル発射筒を備えた発射車両のほか、広域捜索レーダー車両、射撃管制レーダー車両、指揮車両などで構成する防空システムです。アメリカのパトリオットミサイルの倍の射程があり、400km先の6個の目標を同時ロックオンできる性能を持つといわれています。 イギリス国防省によると、ウクライナ軍は2024年11月29日にシンフェロポリを攻撃したとのこと。SNSでは、防空システムが破壊された際によく見られる、ロケット燃料に起因する大爆発が現地で起きた様子を捉えた映像も出回っていました。公開された衛星画像では、13.5mにおよぶ巨大なクレーターと散乱した残骸、緊急車両5台が確認されました。 なお、S-400は、2024年11月23日にもクルスク州で撃破されたことが報告されており、損失が相次いでいるようです。