「80歳だから80日間で世界一周」を完遂した女性2人組 夢い…の画像はこちら >>
「女の友情は紙より薄い」と言われることもあるが、鉄より硬く熱い絆ももちろん存在する。このたび80歳の高齢女性2人が見せた友情と行動力に、世界中が感動している模様だ。アメリカの『NEW YORK POST』や『USA TODAY』が報じている。
【画像】女ふたり旅で記録した世界の絶景にうっとり
話題になっているのは、アメリカ・テキサス州に住む医師のサンディ・ヘスリップさんと写真家のエリー・ハンビーさん。ともに現在は御年81歳だ。
ふたりは23年前、アフリカのザンビア共和国での医療任務中に出会い、意気投合。帰国後はたびたび旅行に出かけ、絆を深めていった。
そして2020年のある日、エリーさんの自宅で一緒に料理をしていたところ、「年齢分の日数をかけて、世界一周旅行をしたら素敵じゃない!」と思いついたという。
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しかし新型コロナウイルスの影響で、旅行はいったん中止に。その間もふたりは夢のために貯金し、行き先を含めた話し合いをするなど準備を進めていった。
2年が経過し、やっとパンデミックも落ち着きを見せた今年の1月11日、ついにふたりは最初の行き先アルゼンチンへ向け出発した。当時は80歳だったことから、80日間かけて旅することにしたという。
その後、ふたりはボートでドレーク海峡をわたり、南極大陸へ。野生のペンギンを間近で観察したのち、モアイ像で有名なイースター島を目指した。
他にもイタリアやフランス、イギリスでコロッセオやノートルダム大聖堂といった歴史的な建造物を訪問。北極圏ではトナカイやハスキー犬が引くソリに乗り、オーロラを眺めるチャンスにも恵まれた。
また「アフリカの楽園」と呼ばれるタンザニアのザンジバル島、エジプト、インド、バリ島などの国をどんどん制覇。ふたりは日本にも訪れたようで、富士山を背景に撮影された写真がFacebookに投稿されている。
そして今月1日、サンディさんとエリーさんは最終目的地のオーストラリアでグレート・バリア・リーフを訪問後、シドニーから自宅のあるテキサス州に到着し、全日程を完遂した。
旅行を振り返り、ふたりは「豪華なホテルに泊まる必要なんてない。外国では、地元の小さくて安い施設のほうが最高に楽しい。空港で寝泊まりだってしたわ」と話している。
さらに「来年に向け、また新たなことを計画中」だそうだ。世間からは「夢がある」「これは私のバケットリストになった」など、称賛の声が続々と寄せられている。