訓練生の個人情報、受託業者が誤送信 障害種別・等級など含むファイル添付 千葉県障害者テクノスクール

千葉県は21日までに、県立障害者テクノスクールの委託訓練事業で、県内訓練生2人分を含む46人分の個人情報データが漏えいしたと発表した。事業を受託している「沖ワークウェル」の社員が東京都の訓練生1人に、本来送るはずのファイルと間違えて訓練生46人の障害種別・等級などを含むファイルを添付し、メールを送信したという。
県によると、同社は複数の自治体から「e-ラーニングコース」の訓練を受託。社員は18日午後1時5分ごろにメールを送信し、同4時20分ごろ、誤送信に気付いた。当該訓練生にメール削除を依頼し、19日には自宅を訪問して誤送信ファイルの削除を確認した。
同社と同スクールは個人情報が漏えいした県内の2人に事案を説明し謝罪。現時点では二次被害の報告はない。県は「全受託者に対し、個人情報の取り扱いと情報管理の徹底について改めて厳重な注意喚起を行う」とコメントした。