新潟県胎内市で伝統行事「シャングシャング馬」が開かれ、ウマたちの勇壮な姿に歓声が響きました。
鈴の音を響かせながら歩くのは、シャングシャング馬の主役6頭のウマです。
シャングシャング馬は、胎内市の下赤谷地区の伝統行事で、農耕馬の減少を受け、50年ほど前に一度途絶えましたが、市内で引退後の競走馬を保護する松原ステーブルスの松原正文場長たちが2015年に復活させました。
【飛田厚史アナウンサー】
「クライマックスはこの斜面を駆け上がります」
鳥坂神社の境内に設けらた標高差、約15mの斜面を一気に上る“駆け上がり”が人気の行事。勇壮なウマたちですが、特別に乗せてもううと…
【飛田厚史アナウンサー】
「初めて乗る私も受け入れてくれています」
【松原ステーブルス 松原正文 場長】
「農耕馬で日本古来の馬なので、人間とともに生きている」
この行事は五穀豊穣を願うもので、この日はこんな参加者も…
【堀越小学校 4年 川口君哉くん】
「これは僕の小学校の4年生たちのみんなの願いです」
クラスメートの願いを込め、ポニーにまたがります。急斜面に苦しみますが、無事頂上へ。
【堀越小学校 4年 川口君哉くん】
「頑張ったぞと伝えたい」
最後は、松原さんと木曽馬の「ミキティ」があっという間に頂上へたどり着き、喝采を浴びていました。
【松原ステーブルス 松原正文 場長】
「農耕馬として田畑を耕したのをねぎらったお祭り。身近な動物という感じになると思う」
【訪れた人】
「動物が主役のお祭りはあまりなかったと思う。(見られて)すごくうれしい」
【訪れた人】
「末永く続いてほしいと応援している」