おととし秋に、惜しまれつつも定期運行を終えた上越新幹線の2階建て車両・E4系通称「Max」。東京~新潟間を運行し、20年間たくさんの思い出を運んで来ました。
そんなMaxときが家庭に復活します!
新潟県三条市のメーカーがMaxときを忠実に再現した衣類乾燥除湿器を販売。開発のきっかけは「社員の鉄道愛」でした。
三条市の住宅設備機器メーカー・コロナが開発したのが…
【桶屋美圭アナウンサー】
「青色と朱鷺色の帯の上を3羽のトキが舞っている衣類乾燥除湿器。皆さんにも馴染みのある、あの乗り物に見えてきませんか?」
【コロナ 営業推進部PR課 長井遼祐チーフ】
「去年が上越新幹線が開業して40周年。何とか感謝の気持ちを形にできないかということで、Maxときをモデルにして試作機を開発した」
上越新幹線開業40周年を記念し、何かできないかと社内の鉄道ファンが集まり、意見を出し合ったところ、引退したMaxときをモデルにすることに。
様々な部署と協力し、商品の企画・開発を進めたと言います。
【コロナ エコ商品開発グループ 谷地田貴章 副技士】
「新潟県というところでは、やはりMaxときが一番ではと。ここまで本物そっくりに仕上がるとは思っていなかったので、ファンの立場から見ても、とても良いものができたなと感動した」
自身も約30年来の鉄道ファンだという社員の谷地田さん。
ひと目で新幹線と分かるデザインはもちろん、細部までこだわったと言います。その一つが…
【従業員】
「ボタンを押してみてください」
〈衣類乾燥除湿器〉
「♪Maxとき348号が発車いたします」
【桶屋美圭アナウンサー】
「これは発車する時のベルですね。懐かしい」
【従業員】
「もう一度、ボタンを押してみてください」
〈衣類乾燥除湿器〉
「♪車内チャイム」
スピーカーを内蔵したことで、懐かしのメロディーも再現。
また、背面には座席表示をモチーフにしたシリアルナンバーが貼り付けられているほか、16両編成の座席数と同じ1634台限定で販売するなど、Maxときを忠実に再現しています。
【コロナ エコ商品開発グループ 谷地田貴章 副技士】
Q.ご自身も欲しい?
「もちろん予約は入れた。家で使う用に」
社員の鉄道愛がきっかけとなり、チーム一丸となって生まれた除湿器。
【コロナ エコ商品開発グループ 谷地田貴章 副技士】
「これまでの思い出を日常生活の中で思い出してもらったり、乗ったことがない人でも思いを馳せるような商品になって、使っていただけると幸い」
鉄道への思いとこだわりが詰まった衣類乾燥除湿器の販売は5月22日に始まります。