玉川徹氏、国交省OBの人事介入問題で「天下り」の問題点を指摘…「国民の利益にならない」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は20日、元国土交通事務次官の本田勝氏が民間企業「空港施設」の社長人事に介入した問題を特集した。
本田氏は昨年12月、空港施設の社長、会長と面会。副社長で元同省東京航空局長の山口勝弘氏の社長昇格を求めた。一方、山口氏は今月3日に「一身上の理由」で副社長を辞任した。
同局の玉川徹氏は今回の問題に関連し「天下り」の問題点について「2007年に公務員制度改革があって、そのころから取材をしていて当時、事務局にいた元官僚の方から話を聞いて」とした上で「天下りがあると無駄な予算が使われちゃうということです」と指摘した。
続けて「もうひとつは、天下り先の利益保護のためにあるべき規制が行われなくなっちゃうということなんです。例えばそこで談合とか起きちゃうということです。これは、国民の利益にならないということなんです」と指摘した。さらに「天下りが、役人でトップにいった人が、また民間企業に行ってオイシイ思いをしているのが、うらやましいね、ねたましいねという話ではないということなんです。国民全体の不利益になる話なんだということです」と問題点をあげていた。