CCCMKホールディングスは4月19日、「1歳刻み! 約7,000万人の購買商品ランキング」を発表した。同調査は2022年3月1日~2023年2月28日、多種多様なTポイント提携先における全国15~69歳の男女の「シャンプー」購買データをもとにランキング化した。
総合ランキング1位はユニリーバ「ラックス」、2位はP&G「パンテーン」、3位は花王「メリット」だった。ラックスやパンテーンは、年齢によるランキング推移にそれほど変化がない一方で、メリットは20代にかけて年齢とともにランクアップし、30代でピークを迎えている。
男女別に見ると、男性は、花王「サクセス」や、ネイチャーラボ「MARO」など、清涼感のある男性向けブランドがランクインしている。女性は、クラシエ「ディアボーテ」や、ヴィークレア「アンドハニー」など、髪の悩みに合わせて種類が選択でき、香りが良いことが特徴なブランドが選ばれていることがわかった。
1,000円以上のシャンプーを高価格帯とし、女性ランキング7位のヴィークレア「アンドハニー」と、21位のヴィークレア「セラティス」を比較した。
「アンドハニー」は17歳で1位、「セラティス」は16歳で8位のピークを迎えた後、20代前半までのZ世代に購買されている。その後、年齢が上がるとともにランキングは下降した。Z世代は価格やコスパを重視しながらもかける金額は高く、ヘアケアに対する意識が高い。
高価格帯シャンプーのI-ne「ボタニスト」は女性ランキングでは8位、総合ランキングでは9位で、他の高価格帯シャンプーよりも上位にランクインしている。性別ごとに推移を見ると、女性は全年齢でランキングを維持しているが、男性はZ世代が購買しておりい、年齢とともにランキングが下降している。女性は全年齢で認知・購買されているが、男性はZ世代の人気が高かった。
女性ランキング4位の花王「メリット」と14位のクラシエ「マー&ミー ラッテ」を比較した。家族や、ママと子どもなどで使用することをブランドイメージに展開しているため、20代後半にかけてランキングが上昇し、30代でピークを迎えている。
「メリット」は40代後半で若干下降した後、50代後半以降でもう一度ランキングが上昇。「マー&ミー ラッテ」は30代でピークを迎えた後、年齢とともにランキングが下降している。
大人向けブランドの花王「セグレタ」は、女性ランキングで18位に入っている。40代後半からランキングが上昇し、66歳でピークの4位になった。「大人美髪」や「大人のうねり髪に」のように、大人ならではの髪の悩みにアプローチすることを打ち出しているブランドで、年齢が上がるにつれて購買する人が増えている。