キャベツ1玉500円超えも 値上がり止まらず“高級野菜”に 「30年に一度」の高値 この先も続く?12月は雨降らず寒かった

暮らしを直撃している物価高騰の波。最近は「キャベツ」の値上がりが止まりません。(サンヨネ 蒲郡店 高井利幸店長)「キャベツの原価は年末くらいから一玉500円を超えるのが続いている」
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13日、愛知県蒲郡市のスーパーをのぞくとキャベツもまるで高級食材。こちらではギリギリまで価格を抑えて、一玉430円で販売しているということでした。それでも去年は、一玉150円から200円ほどで販売していたそうで、いまは倍以上の値段に高騰するキャベツ。
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ほかにも鍋物に欠かせない白菜やねぎを中心に、野菜の値段には唖然としてしまいます。全国どこのスーパーの野菜売り場からも、多くの消費者のため息が聞こえてきます。
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いま並んでいるキャベツは、小ぶりなものが目立ちますがそれでも一筋の光が…(サンヨネ 蒲郡店 高井利幸店長)「2月くらいになると出荷量も増えてきて、野菜全体・キャベツの値段が安定してくると聞いている」
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いったいなぜこれほどまでに高騰しているのか?
冬キャベツの全国一の産地、愛知県田原市でキャベツを育てるのは彦坂航さん。12月2日の取材では「夏場の長雨の影響で生育に遅れやムラが出ている」ということでしたが、あれから1か月あまりがすぎ、収穫の現状を改めて伺うと?
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(キャベツ農家 彦坂航さん)「本当だったら12月中に収穫をして、次の作物の準備を始めたいなという畑だが、ひと月遅れてる感じ。(サイズも)ひと回りいつもより小さい」1か月遅れの収穫となっている原因は、夏の異常気象だけではないといいます。
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(キャベツ農家 彦坂航さん)「12月“全く”と言っていいほど雨が降らなかったり、思っていたよりも(気温が)冷えてしまったので、キャベツの生育が止まってしまったのが影響している」彦坂さんは「年が明け市場が再開してからは、市場価格は下がってきている」といいますが、消費者が手にするのは今も例年よりもはるかに高いキャベツ。まだ実感が伴ないません。
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(キャベツ農家 彦坂航さん)「“10年に一度”どころか“20年一度”、“30年に一度”じゃないかなというぐらい高い。この寒波の影響で、国内のそのキャベツがどれだけ出荷できなくなってしまうかによっては、供給のバランスが崩れてしまうので、『高値が継続』という可能性もあり得る」今後は、より寒さに強い品種がメインになると言いますが、天候だけはどうすることもできず、彦坂さんの不安も解消されません。(キャベツ農家 彦坂航さん)「極端な気候はもう勘弁してほしい」
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