習志野市長選は12年間のかじ取り実績を掲げて「街づくりを発展させる」と強調した現職の宮本泰介氏が、元市議2人の挑戦を退け、4選を決めた。相手候補は「市政転換」を主張したが、自民党と公明党の推薦を受けた宮本氏は「継続」に信任を得て、コロナ禍後を見据えた「リーダーシップ発揮」に意気込んだ。
選挙戦で宮本氏は、公務を執りつつ駅頭を巡り、多様性も生かす都市整備や県・国との連携方針を説いた。「身近さ」を自負して自転車でも活動。4選が決まると支持者らを前に「未来への街づくりを市民により丁寧に説明し、しっかり担う」と決意を新たにした。
子育て層を軸に市人口増が続く活気を伸ばして「習志野が潤えば千葉県を引っ張れる」とし、小中学校改修や文化ホール建て替え、民間活力の反映にも意欲。多選批判は「まだ50歳で現役世代」とはねのけた。