JR海浜幕張駅の新改札口、4月中に着工 2025年春開業へ 混雑緩和、利便性向上に期待

JR東日本千葉支社は、JR京葉線海浜幕張駅(千葉市美浜区)の蘇我方面の高架下に新設する新改札口について、2025年春に開業予定と発表した。今月中に着工し工期は25年3月までの予定。
同駅の改札口は現在、東京方面の1カ所のみで、通勤・通学時間帯や幕張メッセでのイベント時に混雑。蘇我方面にタワーマンションの整備が進んだことも踏まえ、混雑緩和や利便性向上が課題になっていた。
同支社によると、新改札口(面積約550平方メートル)は従来の改札口と道路を挟んで開設。改札内には階段2カ所とエレベーター2基を設置する。改札口を出た海側に構内外を行き来するためのエレベーター1基と階段1カ所、内陸側に階段とスロープ各1カ所を設ける。
同支社は新設工事に合わせ、新改札口周辺に商業施設の設置を検討している。
同駅の改札口を巡っては、千葉市と同支社、三井不動産レジデンシャルを代表とする企業グループの3者が21年1月、新設に関する協定を締結。設置費用は3者が3分の1ずつ負担することを盛り込んだ。新改札口の総工事費は非公表。