「NG行動は?」「やったほうがいいことは?」 厄年の『乗り越え方』を占いのプロが伝授

「今年は厄年か…」
一旦気になり始めると、日常生活のいろいろなことが不安になってしまう厄年。そもそも、厄年とはどういう年なのでしょうか。
簡単にいうと厄年は『体調や環境において、不幸や災いが起こりやすいといわれる年齢』のこと。
つまり生活面や健康面で、いつもより注意が必要とされている年なのです。
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そんな厄年は『数え年』を用いて数えます。『数え年』とは普段使っている満年齢ではなく、生まれた時点の年齢を1歳として、正月を迎えるたびに1歳加算していくことです。
男性はその『数え年』で、25歳、42歳、61歳に、女性は19歳、33歳、37歳、61歳で『本厄』に入ります。
一般的に本厄の前の年を『前厄』、後の年を『後厄』といいます。
『前厄』は厄年になる前の年のため、心身ともに変化が生じやすい年。後厄は不安やモヤモヤが残存している年と考えられ、どちらも注意が必要です。
ここまで聞くと、いいことが1つもない『厄年』。本当のところはどうなのでしょうか。
四柱推命の占い師である筆者のもとへ相談にいらしたお客様のエピソードを紹介しながら、厄年の本当の意味を一緒に考えていきましょう。
『厄年』に当たる年齢を迎えた人からは「悪いことが起きた」とばかりに、たくさんお客様が助けを求めにやってきます。
「彼氏にフラれました!」「上司にパワハラをうけました」「健康診断に引っ掛かりました」など…苦しそうな人ばかりです。

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ただよく話を聞いていくと、厄年はむしろ『転機』ではないかと思うことがあります。
例えば、とある女性は長年結婚してくれない恋人にイラッと来てしまい、ついに大喧嘩をしてしまいました。
数年前から話を聞いていたお客様ですが、ずっと彼にいいたいことがいえなかったのに、厄年のイライラに便乗してか、ついに爆発!結果として、恋人は去って行ってしまったのです。
恋人に振られた彼女はしばらくふさぎ混んでいましたが、3年半後、結婚相談所で会った優しい夫と子供に恵まれて、幸せそうに暮らしています。
ほかにも「健康診断に引っ掛かりました!」と相談にきた40代の女性。
昼夜問わず働くバリバリのキャリアウーマンで、いつもパソコンと向き合い残業し、自分の健康とは無縁の生活を送っていました。
しかし、厄年に健康診断に引っ掛かったことで人生が一転!
診断結果がよほどショックだったのか、ジムに通い出し、そこで運命の『ヨガ』に出会います。
数年経った現在は、本場インドで修行したヨガを武器に、日本でヨガインストラクターとして活躍しています。
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彼女たちの例をみると、厄年が新たな道を開いてくれたような気さえします。
悲しい出来事もありますが、厄年は人生をよりよい方向に変えるきっかけにはなるのかもしれません。
ここからは、厄年にやってはいけないこと、やったほうがいいことを紹介しましょう。

一般的には大きな出費などはしないほうがいいといわれています。
不動産購入、株の投資など、心がモヤモヤする状態で、何かを決めると失敗することが多いのです。筆者も厄年に大きな出費をすることは賛成しません。
その一方で、周囲の人たちに大きな心配りをすることは、心がけたほうがよいでしょう。
『厄年=役年』という説もあるほどなので、世の中の役に立つ慈善活動を積極的に行うと、後にいい運気が巡ってくるといわれています。
心の葛藤をいい意味で消化できた時、試練が糧となり実を結び、やがて大きな花を咲かせます。
「厄年は次につながる発展の年!」と前向きに考えると、厄年を不安に思う必要はないのかもしれませんね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]