「きょうが支払いの締め切り日、すぐ手続きをして」60代女性が現金約140万円をだまし取られる【新潟】

新潟市南区に住む60代女性が現金約140万円をだまし取られました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

4月19日、女性の自宅の固定電話に役所の職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料を30年から月額600円を多く払われていたので、約3万円の戻りがある、きょうが支払いの締め切り日になるので、すぐ手続きをしてもらいたい」などと言われました。

女性は新潟市内の金融機関2カ所へ行き、携帯電話で指示を受けながら、ATMにキャッシュカードを入れて操作したところ、現金で合計約140万円を他人名義の口座に振り込み、だまし取られました。

その後、女性は金融機関の職員から声をかけられ、詐欺の被害に気づきました。

《特殊詐欺の防犯ポイント》
犯人は言葉巧みに被害者をだまし、現金やキャッシュカードを取りに来る可能性があります。
・相手は詐欺のプロであることから、防犯機能付き電話機の設置や常に留守番電話に設定しておくなど、犯人からの電話に直接出ない対策を取ることを検討してください。
・電話でお金の話が出た時は、特殊詐欺を疑ってください。