ベンチャーサポートグループは4月26日、「インボイス制度」の導入に対する意識調査の結果を発表した。調査期間は2月13日~14日、調査対象は全国の経営者、有効回答は1,004人。
インボイス対応のレジやシステムを導入するか質問したところ、「導入予定」は22.2%にとどまることが判明。一方、「導入するか未定」は27.4%、「導入しない(手書きで対応予定)」は23.0%、「導入しない(インボイス対応のスタンプを利用予定)」は10.9%、「インボイス制度の登録申請はしない」は16.5%となり、手書きやスタンプで対応を予定している経営者は約3割に上った。
具体的に、インボイス制度の導入に向けて準備していることとしては、「申請のタイミングをうかがっている状態。取引先から要請があれば即座に導入するが、それまでは様子見。利用しているクラウド会計ソフトはインボイス制度に対応済み」といった内容が寄せられた。
続いて、インボイス制度導入後、免税事業者との取引をどのようにする予定か聞くと、半数以上の53.8%が「これまで通り取引する予定」と回答し、「未定」は27.6%だった。また「取引しない予定」は10.3%、「取引数を減らす予定」は7.1%で、取引をやめる・減らす予定との回答が計2割近くを占めた。
最後に、インボイス制度についてIT導入補助金を申請予定か尋ねたところ、「いいえ」が75.8%に上り、「はい」は24.2%にとどまった。