運動員を買収したとして、愛知県議選に日本維新の会公認で立候補した男が逮捕された事件で、運動員を報酬の支払いができる「車上運動員」として登録していた疑いがあることがわかりました。
愛知県議選に日本維新の会公認で立候補し落選した田畑和紀容疑者(53)は、選挙期間中、運動員3人に合わせて12万5000円の報酬を支払い買収した疑いで、26日に逮捕されました。
公職選挙法では、事前に届け出があったウグイス嬢といわれる車上運動員などを除き、運動員への報酬の支払いを原則禁止しています。
その後の捜査関係者への取材で、田畑容疑者の事務所では、実際には通常の運動員として選挙を手伝っていた3人を、車上運動員として登録していた疑いがあることがわかりました。
警察は、登録を偽り報酬の支払いが問題ないように見せかけた可能性があるとみて、事務所から資料を押収するなどして裏付けを進めています。
警察は認否を明らかにしていません。