岐阜県下呂市では、家計に大助かりな取り組みが!
新1年生に「ランドセル」無償提供 すでに買った人には…同額…の画像はこちら >>
(下呂市教育委員会 山中明美事務局長)「小学校の新入学児に、市が無償でランドセルを提供する事業を始めました」下呂市では、ことし4月に小学校入学を迎える195人を対象に、希望者全員にアウトドア用品メーカー「モンベル」のリュック型ランドセルを無償で配ることを決めました。
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(平野菫記者)「とっても軽いです。チャックをあけて見てみますと、しっかりと奥行きがあって丈夫なつくりになっているので、教材もしっかりと持ち運べそうです」サイズは身長に合わせ、2種類から選ぶことができ、色は4色。値段は1万5000円相当です。レインカバーや反射テープも備えています。
(山中明美事務局長)「ランドセルはとても高額だということで、経済的な子育て世帯への支援になるかと思う」
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物価高が続く中で下呂市では、去年8月に4~6歳までの未就学児がいる、市内の約430世帯を対象にアンケートを取りました。すると…
約65%がランドセルの無償提供に「賛成」と答えました。そこで、少しでも早く対応しようと新たに予算をつけ、12月25日から受付を開始。最終的に、ことし4月に入学予定の約60人に無償提供することになりました。では、すでにランドセルを購入した人への対応は?
すでにランドセルを購入した人への対応について聞いてみると…(山中明美事務局長)「不公平だということで、ランドセルと同額程度の祝い金を支給させていただきたい」すでにランドセルを購入したため、下呂市提供のものは希望しないという世帯には、申し込みがあれば、ことし3月中に祝い金1万5000円を支給するということです。この取り組みについて、子どもが小学校入学を控える保護者たちは…
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(下呂市民)「(物の値段が)全部高くなっているので、すごくありがたかった」「すごく助かります。(祝い金を)子どものために、ほしい勉強道具に使えるのでうれしい」「(今後)利用したいと思う」ことし4月に入学予定の新入学児を対象にした受付は、すでに終わっていますが、下呂市には、人口減少を少しでも食い止めたいという課題があります。
そのため“子育てしやすい街”だというアピールも必要なことから、この「ランドセルの無償提供」は今後も続けたい考えです。