運動員への報酬は“現金手渡し”…公職選挙法違反で逮捕された日本維新の会公認候補 形跡残らないよう画策か

愛知県議選に立候補した「日本維新の会」の公認候補が、運動員を買収した疑いで逮捕された事件で、運動員への報酬を現金で手渡ししていたことが新たに分かりました。

4月の愛知県議選に立候補して落選した田畑和紀容疑者(53)は、選挙期間中、運動員3人に合わせて12万5000円の報酬を支払って買収した疑いで逮捕され、28日朝に送検されました。

その後の捜査関係者への取材で、報酬は事務所内で現金で直接運動員に手渡していたことが新たにわかりました。

田畑容疑者の事務所では、運動員3人をウグイス嬢などの「車上運動員」として登録することで、報酬を支払っても問題がないよう装っていたとみられています。

警察は認否を明らかにしていませんが、田畑容疑者が運動員に報酬を支払った形跡が残らないように画策していたとみて調べています。