【未経験者の転職】転職に満足している人の割合は?

ユニークキャリアはこのほど、未経験の業種・職種に転職した219人を対象に「未経験転職者の転職後の実態に関する調査」を実施した。調査方法は、Freeasyを使用したインターネット調査。

未経験で現職の業種・職種に転職した主な理由として、仕事内容と自分との相性に目を向けている人が少なくないことがわかった。

また、「友人・知人・家族などに紹介されたから」「家から近く通勤しやすいから」など仕事内容とは関係ない理由を挙げる人もみられた。

転職して満足している人の理由としては、「転職後、仕事でかかる負荷が軽減した」ことを挙げている人が多い。

また、「職場環境が前職よりも良く自分に合っているから」や「在宅勤務ができるようになって働きやすくなったから」など、働く環境についての意見も見受けられた。

一方、満足している理由に「給料面」が入っていないのは興味深い結果かもしれない。

満足している理由とは異なり、未経験で転職して満足していない主な理由としては「給料面」が挙げられている。また「人間関係が良くないから」という、職場環境に不満を感じている人も少なくないようだ。

さらに、「職種が自分と合っていないと感じたから」という理由を挙げる人も一定数いた。転職の理由に仕事内容と自分との相性に目を向けている人が少なくなかった分、ミスマッチが生じたときの不満を感じやすいのかもしれない。

未経験転職者が実際に利用した転職エージェントについては、「その転職エージェントを認識しているかどうか」を選択基準としている人が少なくなかった。また、転職エージェントの質に注目している理由もみられた。

未経験で転職した後の主な働き方の違いについては、「プライベートの時間が増えた」ことに対する意見が少なくなかった。また、職場環境についての意見も一定数見られた。

一方で「前職よりも給料が減った」というネガティブな回答もあった。給料の減少は生活に直結しやすく、不満として捉えられやすいのかもしれない。

「未経験で転職したあとの生活の違い」では、「自分の自由な時間が増えた」という意見が多かった。また「仕事と家庭とのバランスが良くなった」と感じている人も、確保できた自由な時間を家庭に回しているのかもしれない。

「給料の減少によって生活費がギリギリ」という回答もあり、ここでも給料面がネガティブな理由として挙げられている。

「未経験転職の経験者が教えるアドバイス・注意点」では、「転職前の情報収集に関するアドバイス」や、「こう成長していきたいというビジョンを示す」といった、長期的な視点で考える必要性も述べられている。

さらに、「給料よりも自分に合っているかどうかで選ぶべき」や「本当に自分がやりたい仕事なのかをしっかり考えるべき」など、自分の価値観と照らし合わせる意見も目立った。

ただ、ここまでのアンケート結果から給料面に対するネガティブな回答が目立つため、やりがいと金銭面のどちらに重きを置くのかは、転職活動において難しい課題となりそうだ。