成田空港、出国ラッシュ始まる GWコロナ対策緩和「リベンジ旅行を」

ゴールデンウイーク(GW)前日の28日、成田空港では夜の便にかけて海外の観光地などに向かう出国ラッシュが始まった。新型コロナウイルスの感染対策が大きく緩和されてから初の大型連休とあって、多くの旅客でにぎわった。
家族6人でハワイを旅行する東京都の和田久江さん(41)は「3年前の海外旅行は感染拡大でキャンセルした。3人の子と初の海外旅行になる」と喜んだ。
友人とチリに向かう埼玉県の女性(32)は「3年越しの計画をリベンジしたい」と笑顔。29日から水際対策のワクチン接種証明書などの提出が不要となることについては「心配事が減る」と歓迎した。
成田国際空港会社(NAA)によると、出国のピークは29日。5月7日までの10日間で国際線を19年同期比57%の56万5100人が利用すると見込んでいる。国内線は19年とほぼ同水準の24万4600人になると予想している。