千葉県警の男性警部が旭署次長時代に時間外勤務を水増しして申告し、数十万円の手当を不正に受け取った疑いがあることが27日、捜査関係者への取材で分かった。県警は28日にも警部を詐欺の疑いで書類送検し、懲戒処分する方針。
捜査関係者によると、警部は3月まで約1年間、同署の次長として勤務。その期間内に休日出勤をしたなどとうその時間外勤務の申告を繰り返し、不正に手当を受け取った疑いがある。警部は実際に時間外勤務を行った分を含めて計約50万円を受け取っていた。
内部通報があり、県警が捜査していた。不正受給を認めているという。警部は同月の定期異動に合わせて、県警本部の警務課に異動した。