中日ドラゴンズが2月1日、沖縄県北谷町のAgreスタジアム北谷で春季キャンプをスタートさせた。ベテランの大野雄大投手をはじめ、主力投手陣が早くも好調な投球を披露し、新シーズンへの期待を高めた。キャンプ初日、井上一樹監督の下、選手たちは気合い十分の様子で練習に臨んだ。特に注目を集めたのは、ブルペンでの投手陣の動きだ。
ベテラン左腕の大野雄大投手は、背番号と同じ22球を投じて新シーズンへの第一歩を踏み出した。大野投手は「初日としてはちょうどいい数字なんです。毎年こんな感じで始めています」と話し、例年通りの調整ぶりを見せた。さらに、「昔の実績とか関係なくアピールしなきゃいけない立場ですから。まずはストレートを磨いていきたい」と意気込みを語り、ベテランの自覚と共に、常に進化を求める姿勢を示した。
新たに選手会長に就任した藤嶋健人投手は25球を投じた。「やはり緊張感がある。全球種を投げた」と話し、キャンプ初日から本格的な調整に入った様子だ。藤嶋投手は「これからも毎日ブルペンに入って体の状態に合う投球を模索していきたい」と述べ、徹底した自己管理の姿勢を見せた。
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また、選手会長としての抱負も語り、「とにかく明るく元気に。全体が活気あふれるキャンプにしていきたい」と、チーム全体の士気を高める決意を示した。
一方、昨シーズン中継ぎとして活躍した清水達也投手は20球のストレートを投じた。清水投手は「今日は全てストレート。まずはユニフォームを着てしっかりまっすぐを投げられないと…」と、基本に忠実な調整を心がけていることを明かした。
CBC
さらに、「今年も中継ぎをやると思うが、レベルの高い競争に勝っていきたい」と、ポジション争いへの意欲を示した。清水投手は「去年の自分にはまだ物足りなさを感じているので、全体的にレベルアップしていきたい」と、更なる成長への決意も語った。
主力投手陣の好調な滑り出しは、チーム全体に良い刺激をもたらしそうだ。新しいシーズンに向けて、選手たちの更なる成長と躍進が期待される。