「防災無線」聞き取りづらい人の割合は?

日本トレンドリサーチは4月26日、テレネットと共同で実施した「防災無線」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月14日~18日、全国の男女1,160名を対象にインターネットで行われた。

市町村に災害や行政情報などを伝えるための「防災無線」。命を守るために欠かせない防災無線ですが、気象や家屋の気密化などで聞き取りづらいケースもあるよう。

そこで、「防災無線は聞き取りやすいですか?」と尋ねたところ、68.4%が「聞き取りづらい」と回答。また、78.4%もの人が「防災無線はスマホで聞けた方が良い」と考えていることが明らかに。理由を聞くと、「いつ何処にいても聞くことができる」「どんな状況下でも携帯しているから」「防災無線はスピーカーの位置や向きに左右されるので」といった声が。

一方、「スマホで聞けた方が良いとは思わない」と回答した人からは、「バッテリーなくなりそう」と心配する声が多かったほか、いつ鳴るか分からないため「びっくりする」「周りに迷惑」という声も。

さらに、「屋内で防災無線を聞けた方が良いと思いますか?」という問に、83.5%が「思う」と回答。理由としては、「屋内で聞けると安心」「聞き取りやすい」「耳が遠くスマホを持たない高齢者には必要」といった意見が。

一方、「屋内で防災無線を聞けた方が良いとは思わない」と回答した人からは、「屋内で流れるのは煩わしい」「スマホやTVなどで十分」といった意見が寄せられた。

最後に、現在防災無線で流れてくる情報のほかに、「こんな情報を流してほしい」というものはあるか聞いてみたところ、12.8%が「ある」と回答。具体的には、「列車の遅れや火災の発生等、生活に密着した情報」「強盗に関する情報」「災害予報」「近所の催し物」など、さまざまな意見が寄せられた。