タメニーは4月27日、「幸福度調査2023」の結果を発表した。調査は3月14日~20日、全国の20代~60代の男女2,394名(うち既婚者1,216名)を対象にインターネットで行われ、居住地を北海道エリア~九州エリアまでの10エリアに分けて集計した。
調査対象者に、「家族との関係」「パートナーとの関係」「金銭面」「仕事」「住環境」「健康状態」の6項目における幸福度を50点満点で採点してもらったところ、全体の幸福度は25.18点という結果に。男女別にみると、男性(24.79点)よりも女性(25.58点)の方が高かったものの、項目別に見ても男女間で大きな差は見られなかった。
年代別の集計結果では、60代(26.31点)が最も高く、次いで20代(26.15点)、30代(25.46点)、40代(24.11点)、50代(23.95点)と、60代を除くと、若い世代の方が幸福度が高い傾向に。
また、既婚・未婚別にみると、すべての質問で未婚者よりも既婚者の方が幸福度が高いことが明らかに。「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」では、未婚者にはパートナーがいない人も含まれているため、既婚者が高くなることは当然のことだが、金銭面、仕事(働き方)、住環境(利便性・治安)、健康状態においても既婚者が未婚者を上回った。
エリア別では、「近畿エリア」(26.08点)が1位に。「家族」と「パートナー(配偶者・恋人)」の2項目で最も満足度が高く、「金銭面」「住環境(利便性・治安)」の2項目も全体の2位につけるなど、“人情の街”と言われることも多い関西だけに、人付き合いに関する項目を中心に高評価。
続く2位は「南関東エリア」(25.77点)。全国でも平均年収の高いエリアで、かつ世界トップクラスの乗降者数を誇る駅が多数存在することから、「金銭面」「住環境(利便性・治安)」の2項目で1位を獲得。そのほか、「仕事(働き方)」は2位、「健康状態」は3位と高い結果に。
3位には「四国エリア」(25.64点)がランクイン。新型コロナウイルスが蔓延した2020年以降、積極的にワーケーションの受け入れをしたことが影響したのか、「仕事(働き方)」に関する項目で1位を獲得した。
最後に、子どもに関しての考え方について聴取した。子どもがいない1,370名を対象に「将来子どもが欲しいと思いますか?」と尋ねたところ、39.05%が「子どもが欲しい」「欲しいけど難しい」と回答し、4割近くが子どもが欲しいと考えていることが明らかに。“難しい”の理由としては、「年齢」(5.98%)や「金銭面」(4.38%)が目立った。
なお、「欲しくない」と回答した人は41.02%。年代別にみると、20代(22.63%)と30代(25.26%)で47.89%とおよそ5割。理由を聞くと、「自分が生きていくだけで精一杯」「収入が増加する見込みがないから」「結婚自体したくない」「お金に余裕がないため、母親になる自信がないため」といった声が寄せられた。