〈新潟の天気〉春は特に『火の取り扱い』注意!5月3日は“汗ばむ陽気” 紫外線・乾燥に注意を

石黒菖 気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉

5月2日は『八十八夜』。「立春から数えて88日目で春から夏に向かう頃」と言われています。

そして、この八十八という文字は組み合わせると、『米』という漢字に。この時期になると、霜が下りにくく、安定した気候になるため、田植えや茶摘みが始まる頃とされています。

ただ、3日朝は山沿いを中心に冷え込みが強まる予想なので、念のため農作物の管理に注意してください。

【5月3日(水)の天気】
県内は2日、日本付近に中心を持つ高気圧に覆われ、青空が広がりました。

そして、この高気圧の勢力が強く、日本付近にドンと張り出しているため、3日もこの高気圧に覆われ続け、各地よく晴れそうです。

2日は風がヒンヤリとしましたが、3日は高気圧の周りを回って南風が吹くため、気温も上がりそうです。

新潟市中央区の3日~5日の天気と予想最高気温を見ていきます。(各地同じ傾向)

3日間ともよく晴れるでしょう。気温が高く、特に4日と5日は各地6月並みの気温に。そのため、しばらくは紫外線が強く、空気がかなり乾燥しそうです。

ちなみに、気温などの気象条件が同じ場合、『湿度が高くてジメジメしているとき』と『湿度が低くてカラッとしているとき』どちらのほうがより汗をかきやすいと思いますか?

正解は…『湿度が低くてカラッとしているとき』。

乾燥しているほうが、よりかいた汗が蒸発しやすくなるのです。汗をかくこと自体は、体を冷やす効果があっていいのですが、その分、こまめな水分や塩分補給が必要になりそうです。

湿度が高いときは、汗が蒸発しにくいので、体の熱が逃げていきづらくなります。これからの梅雨の時期になると、こういった状態になりやすくなります。

そして、もう一つ重要なのが、やはり“火の取り扱い”です。

去年、県内の火災発生件数が一番多かったのは5月。春の特徴である乾燥や強い風は火が燃え広がる原因にもなります。

この乾燥しやすい大型連休後半も、特に火の取り扱いには注意をしてください。

【3日のポイント】
日中は汗ばむ陽気に。紫外線・乾燥に注意!