豊橋市の人口は減る傾向なのに…駅前に高層マンション次々建つのはなぜ? “新幹線も停まる”駅前で何が起きている?【チャント!調査隊】

視聴者の身近な疑問や地域の困りごとを徹底調査する「チャント!調査隊」。今回は「愛知県豊橋市の駅周辺に続々と高層マンションが建ち始めているのはどうして?」という疑問です。調査隊がチャントお答えします!
豊橋市の人口は減る傾向なのに…駅前に高層マンション次々建つの…の画像はこちら >>
今回「チャント!調査隊」に届いたメールがこちら。(愛知県の70代男性)「豊橋市などの駅周辺に続々と高層マンションが建ち始めているのはどうして?人口は減る傾向にあるのに…」 実際に、記者が豊橋駅周辺を歩いてみると…。(報告:宮田あやか記者)「豊橋駅の東側に来ています。早速新築のマンションを見つけました。そして、歩いて1分も経たない場所に、さらに建設中のマンションがあります」
CBC
CBC
「チャント!」が調べたところ、豊橋駅の周辺で2021年以降に「完成」、または今後、完成する新築マンションは、少なくとも8つありました。豊橋市の担当者によると、豊橋駅の周辺は戦後復興の土地区画整理事業で整備された地域で、老朽化した建物が多く残っていたために今、建て替えが進んでいる真っ最中とのこと。駅前エリアの再開発組合の役員を努める中部ガス不動産の赤間真吾社長に聞いてみると…。
(中部ガス不動産赤間真吾社長)「昭和40年代は週末になると、もう歩けないぐらい人がいた。豊橋の駅前は東三河全体の玄関口みたいな。新幹線も停まりますし、そこが寂れるわけにはいかない」
CBC
CBC
こちらは、豊橋駅の東口から約400メートル。街のにぎわいを作り出そうと2021年7月に新たにオープンした24階建ての複合ビル「emCAMPUS(エムキャンパス)」。低層階にはカフェや、東三河で作られた野菜などが買えるスペースのほか、図書館などがあります。また6階から24階は分譲マンションで、129ある部屋はすぐに完売になったということです。豊橋駅周辺のマンション需要の高まりは単に「新幹線が停まる駅が近いから」という理由だけではないようで…。(中部ガス不動産赤間真吾社長)「スーパーもあり、子どもが楽しめる施設もあり、コンサートをやる所もあるということで。人が住むのに駅も近くて便利なんじゃないかということで、マンションがどんどんできてきたという地域的な背景があるのかな」

CBC
豊橋駅前の再開発について、街の人にも聞いてみると…。(街の人)「図書館とか、いろんな子ども用の施設とかもできているので、暮らしやすくていい」「再開発が進んでいって、街としても魅力が上がって、大学とか仕事で違う地域に離れている方もまた戻ってきて、ここに住んでみようかなと思ってくれる人がたくさん増えていったらいいなと思う」人口は、2010年の約37万6000人をピークに緩やかに減少している豊橋市。市の玄関口である豊橋駅前に居住者を増やし、街のにぎわいを取り戻すべく再開発は続きます。
身近なギモンや地域の困りごとを「チャント!調査隊」が徹底取材!あなたの「なぜ?」や「知りたい!」に応えます。https://hicbc.com/tv/chant/ から情報を気軽にお寄せ下さい。