「授業中に失神」「給食食べながら添削」多忙な教員に保護者が求めることとは?

CyberOwlは4月25日、塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が小学生の保護者向けに実施した「教員の働き方」についての調査の結果を発表した。調査は2023年3月31日~4月14日、500人を対象に行われたもの。

まず、教員は忙しそうだと感じているかどうか尋ねたところ、「とてもそう思う」(34.4%)、「そう思う」(48.4%)の合計回答は約8割(82.8%)となった。

忙しそうだと思う理由については、「保護者への対応」が25.4%で最も多く、次いで「授業以外の事務仕事」が22.2%、「生徒の個別対応」が13.3%で続いた。

授業以外で教員に期待している事についての質問では、49.8%が「集団生活における思いやりの心を育てること」と回答した。

また「教員がしなくてもいいのではと感じている業務」については28.4%が「部活やクラブ活動の指導」と答えている。ただし、「特になし」も41.4%となっており、今あるすべての業務を教員は継続しておこなってもよいのではと感じている保護者も4割以上である事も分かっている。

「子どもにもいい影響があるのでは」と期待している取り組みについて尋ねると、「教科担任制の導入や専科指導教員の採用」が38.2%で最も多く、次いで「スクールカウンセラーの配置」が27.6%で続いた。

不安や心配に感じている取り組みとして最も多かったのは、「完全退勤時間の設定(留守番電話などで対応)」(16.2%)となっている。