ここ最近、東急歌舞伎町タワーが建設され、その中のジェンダーレストイレが話題になっています。芸人目線で言うと、タワー内にあるMILANO-Zaという席数900席の舞台が気になったり、Zepp Shinjuku TOKYOの1500キャパのライブホールの方が気になったりしますが、そういった舞台を利用するときもトイレは使用する事になります。
2階のフロアは男性用とオールジェンダーの2種類しかなく、女性用がないという事で話題になっています。これについては色々な議論がありますが、全部の階がこうなっているわけではないです。あくまでも2階に女性用トイレがないのです。別の建物には女性用トイレしかない階もあるのですが、男性からみれば2階はどっちのトイレにも行く権利があるという事にはなります。
オールジェンダーのトイレは、ジェンダーレストイレ5か所、女性専用トイレ5か所、男性専用トイレ2か所、多目的トイレ1か所となります。なぜ女性用がないのと思っている方もいるかと思いますが、男性目線でいうと2階は男性用に大便器がなく、小便器のみしか使えないのかという疑問もあります。2階で大便器を使う場合、オールジェンダーに入らざるを得ない状況になってしまいます。しかも、オールジェンダーに入っても2つしか大便器がないので、見方によっては、女性より男性の方が不便でもあります。多目的トイレをフル活用しても、大便器は3つしかないのです。
今後、このトイレはカップルが一緒に入っていく光景が普通になる事もあるのでは……と考えると、ちょっとドキッとしてしまいます。2階には居酒屋があるので酔っぱらったオジサンも入ってくるんじゃないかという心配もありますが、その時は別の階を使えばいいとは思います。居酒屋で飲んでいたらトイレに行きたくなるのは生理現象で仕方なく、大便器2つしかないのは結構大変ではと思ってしまいます。
4月30日放送のフジテレビ「ワイドナショー」で立川志らく師匠は「話題として取り上げられるからわざと女性トイレを作らなかったのでは」と推測しています。結果、東急歌舞伎町タワーより建物2階のジェンダーレストイレの方が注目されています。ジェンダーレストイレの話題から「あ、あそこの建物できたんだ……」と、謎の建築物だった東急歌舞伎タワーの完成を認識する人もいるでしょう。
警備員の状況や今後の使用状況によって問題の有無が鮮明になってくると思います。今後、問題なく使用され続ければ、東急歌舞伎タワーの評判、さらには歌舞伎町の評判も上がるのではないでしょうか。若者から大人までが集まる歌舞伎町の治安向上にも期待したいところではあります。コマ劇場がなくなり、TOHOシネマズ新宿に変わり、大きな舞台がなくなって少し寂しくもあったので、東急歌舞伎町タワーができた事で、お笑いや演劇がより多くの人に広まることを期待しています。
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