“魚需要”回復する中… 脂のった『アジ』が旬迎える!選ぶポイントは“厚み”【新潟】

新型ウイルス禍からの需要の回復などで魚の価格が上昇傾向の中、旬のアジを紹介します。

【記者リポート】
「けさは海がしけているということで、全体的な魚の量は多くないようなのですが、それでも、こちらにたくさん並んでいるのが、いま旬を迎えているアジです」

5月8日の競りで注目されていたのが、脂ののったアジ。

1年を通してとれる魚ですが、この時期は特に品質がよく、新潟県近海では5月~6月下旬にかけて水揚げが多くなります。

【山津水産 小出大輝さん】
「これは岩船港(村上市)のアジ。新潟の特徴でいうと、漁場がちょっと浅場というのもあって、脂肪がちょっと多め、多く蓄えているという部分で、よりおいしいかと思う」

価格も例年並みだというアジは、刺身・塩焼き・フライなどとアレンジの効く万能の食材。選ぶときのポイントを聞きました。

【山津水産 小出大輝さん】
「魚屋さんは(魚を)横から見たりするが、横から見たときに厚みがあるかどうか」

高さや厚みがあり、小顔に見えるものは脂がのっているほか、銀色の光沢のあるものが新鮮な証だということです。

また、太平洋側ではカツオが旬を迎えています。

【山津水産 小出大輝さん】
「今時期は”初ガツオ”と言って、脂は非常に少ないが、赤身が好きという方には良い魚になっている」

新型ウイルス禍からの需要の回復などにより、魚の価格は上昇傾向にあると言いますが…

【山津水産 小出大輝さん】
「やっぱり旬の時期だと、魚の量も増えてくるので、その分、価格も安くなってくる傾向にある。旬の魚を食べていただければ、家計にも優しいのかなと思う」