木更津市下内橋の住宅敷地内で白骨化した須藤秀平さんの遺体が見つかった事件で、千葉県警が殺人容疑で住人の無職、小川順也被告(37)=業務上横領罪で起訴=の逮捕状を取ったことが8日、捜査関係者への取材で分かった。9日にも逮捕する方針。2人は小中学校の同級生で、事件当時同居していたとされる。
捜査関係者によると、被告は約15年前、自宅の庭で須藤さんをバールのようなもので殴るなどして殺害した疑いが持たれている。
被告は金銭トラブルが原因で殺害したと説明しており、「祖父の年金をたかられた」という趣旨の供述をしているという。
被告は自治会費を着服したとして3月に県警に逮捕されていた。県警に知人を殺害したと説明し、自宅の庭から白骨化した須藤さんの遺体が見つかった。
遺体は頭など複数箇所に骨折した痕があった。