吉村洋文府知事が「5類」移行の新型コロナ相談窓口を「大阪府コロナ府民相談センターに一本化」

大阪府の吉村洋文知事が8日、大阪府庁で記者団の囲み取材に応じた。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類がこの日、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したことを受け「リスクに応じてウイルスというのはずいぶん違いますので、重症化リスクの高い方については、それぞれ個人の判断にはなりますけれども、感染対策をお願いいたします」と話した。
大阪府では「大阪府コロナ府民相談センター」の運用を8日午前9時から開始した。発熱時の受診相談や、体調急変時の相談などを全日24時間体制で対応。看護師も配置しており「これまで自宅待機SOSとか様々な相談窓口がありましたが、それらについては一度廃止します。基本的には、かかりつけ医療機関やクリニックでお願いしたいが、様々なコロナに関する相談、病院の紹介も含めて24時間対応します」と相談窓口の一本化を明言した。
今後、秋の移行期間に向けて外来対応医療機関の拡大も目指している。現在府内3657機関が対応を公表しているが「公表しないでほしいという機関も1000ほどある。秋に向けては4500機関を目標に、設備整備支援の準備もあるので個別にアプローチしていきたい」と語った。また、新型コロナワクチン接種についても「社会全体で感染を抑えていこうということはもうやらないと思うので、65歳以上の高齢者や、基礎疾患でリスクの高い方は、ワクチン接種をこの機会に検討をお願いします」と話した。