看護師の転職理由、「低賃金」「人間関係が悪い」を抑えた1位は?

ユニークキャリアは5月1日、「看護師転職に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は4月19日~22日の期間、現役看護師2,182人を対象にインターネットで実施した。

現役看護師のうち「転職したい(今の仕事を辞めたい)」と思っている人の割合は61.2%だった。転職した看護師500人を対象に、「前職にどのような不満を感じていたか」を複数回答で聞いたところ、最も多い回答は「人手不足で自分への仕事量が多かった」。次いで「人間関係が良くなかった(古株職員の存在など)」、「労働時間が長すぎて休む間がなかった」、「給料が低かった」と続いた。

「他の職業から看護師」もしくは「看護師から看護師」への転職経験を聞くと、33.2%が「一度もない」と答えた。一方で7割弱はすでに転職を経験していることが判明。

転職をした看護師1,457人を対象に、看護師専用の転職サイトや転職エージェントを使ったことがあるか尋ねると、48.3%が「使ったことがある」と答えた。

転職経験のある現役看護師に、現職から転職して不満はなくなったか尋ねたところ、30.6%が「はい」、45.2%が「どちらとも言えない」、24.0%が「いいえ(悪くなった)」と答えた。

前職から現職に転職して良い方向へと変わったことを聞くと、「自分の時間を増やすことができた(休みが取りやすくなった)」が最も多く、以降「人間関係の問題に悩まされなくなった」、「労働時間が減少した」、「給料が増えた」、「仕事が楽しくなった」という順に。

一方、転職して悪い方向に変わったことの最多回答は「前職より給料が低くなった」だった。次いで「休みが取りづらくなった」、「労働時間が増加した」、「前職より人間関係に悩んでいる」と続いた。