受託収賄などで有罪判決の美濃加茂市長 新証拠により申し立てた再審請求は認められず 名古屋高裁

2017年に受託収賄などの罪で有罪判決が確定した、岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長が求めている裁判のやり直しについて、名古屋高等裁判所は認めない決定を出しました。
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岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長は、市議会議員だった2013年に学校の浄水装置の設置をめぐって、わいろを受け取った受託収賄などの罪に問われ、一審は無罪でしたが、二審では懲役1年6か月・執行猶予3年の「有罪」判決を受け、2017年に刑が確定しました。
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藤井市長は2021年11月に無罪を示す新証拠が見つかったとして、裁判のやり直し=再審請求を申し立てました。
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裁判では贈賄側の知人が「現金を渡したと聞いた」とする証言が重要な証拠となりましたが、その後「検察官の筋にあわせた話をしただけだった」と藤井市長の弁護士に明かしたということです。
きょう(1日)名古屋高裁から藤井市長に、再審請求の結果が通知され、請求は棄却されたということです。
(美濃加茂市 藤井浩人市長)「新証拠を提出できたので、真実を受け止めてもらえるのではと期待していたが、残念な結果になった」