ホテルは客にとって安心して過ごせる場所であるべきだ。海外ではホテルのマネジャーという立場の人間が、客にあり得ない行為をして問題になっている。
アメリカ・テネシー州で、52歳のホテルマネジャーの男が、夜間勤務中に男性客(年齢不明)の部屋に侵入。寝ている男性の足の指をしゃぶったと海外ニュースサイト『METRO』と『Mirror』などが5月8日までに報じた。
報道によると、男は同州にある高級ホテル・ヒルトンホテルの夜間担当マネジャーだったという。3月30日の午前5時ごろ、男は予備カードキーを使って男性客の部屋に侵入した。
>>「求めていると思った」ホテル従業員がカードキー複製し客室に侵入、寝ている女性客を襲う<< 男が侵入した際、男性はベッドで寝ており、男は寝ている男性客の足の指をしゃぶった。具体的な時間は不明だが、しばらくして男性客は目を覚まし、男が足の指をしゃぶる光景を目の当たりにしたそうだ。2人に面識はなかったが、事件前日の3月29日に男は部屋のテレビを修理するために一度、男性客の部屋を訪れていた。そのため男性客は男がホテルの従業員であるとすぐに気づいた。 男性客はすぐに立ち上がって叫び、「なぜここにいるんだ」「何をしているんだ」と言った。男は抵抗せず、何も言い返さなかった。男性客はすぐにホテルの部屋を出て別のスタッフに状況を説明。警察に通報した。事件直後、男が逃走したとの情報はないが、男がホテルにとどまっていたのかなど詳しい状況は不明である。 理由は不明なものの事件からすぐに男は逮捕されなかった。5月5日になり、暴行の罪などで逮捕、起訴された。保釈金は2万7000ドル(約360万円)に設定されている。男は警察の調べに対し「(男性客の部屋から)煙の臭いがしたため予備キーを使用して部屋に入った」と主張した。だが、事件時、ホテル内で煙が発生したという事実は一切ないという。なお逮捕に至るまでに時間がかかった経緯について、一部情報ではホテル側が監視カメラの映像を警察側にスムーズに引き渡さなかったことが関係していると伝えている。 地元メディアのインタビューに対し、男性客は「事件後は自分の家にいても安全ではないという不安に苦しめられている」と語っている。一方ホテル側は「事件を起こしたスタッフは解雇し現在は働いていない。我々はゲストの安全を第一に考えている。ただ現段階では捜査中の事件に対してのコメントは控える」と声明を発表している。 このニュースが世界に広がると、海外のネットユーザーからは「おぞましい事件。もっとひどいことにならなかったのはよかった」「起きていきなり足の指をしゃぶられていたら気持ち悪い」「ヒルトン側の対応も疑問。警察にきちんと協力をしているのかはっきりと声明を出してほしい」「ホテルでこんな事件が起きるなんて」「こんな男がマネジャーを務めていたことが驚き」といった声が上がっていた。 男の犯罪が最も問題で罰せられるべきだ。ただ、同様の事件を再び起こさないためにもホテル側の管理体制も注意深く調べられるべきだと言えるかもしれない。 記事内の引用について 「Hotel guest wakes up to manager ‘sucking on his toes in bed’」(METRO)より https://metro.co.uk/2023/05/07/hotel-guest-wakes-up-to-manager-sucking-on-his-toes-in-bed-18742761/ 「Horrified guest wakes up to 'weird feeling' and finds hotel manager sucking his toes」(Mirror)より https://www.mirror.co.uk/news/us-news/horrified-guest-wakes-up-weird-29926693