「芽が出ない!」 放置するだけの『ジャガイモの保存テク』の効果がすごい

カレーに肉じゃが、ポテトサラダなど、ジャガイモはさまざまな料理に使える便利な食材です。
しかし、気が付いたら「ジャガイモの芽が出て食べられなくなっていた…」ということはないでしょうか。
「芽を取るのは面倒だし、捨てるのももったいない」と考える人に朗報!
溜まりがちな紙袋を活用して、ジャガイモの発芽を遅らせる方法があるのでご紹介したいと思います。
そもそもジャガイモの発芽を早める原因は温度。部屋の気温や日当たり具合にもよりますが、通気性が悪い場所に保管すると湿気がこもりやすく、芽が出やすくなるようです。
そのため、ポリ袋のまま常温で室内に放置しておくと芽が出放題という事態に…。
通気性のいい場所に保管し、少しでも発芽を遅らせるように温度を上げない工夫が欠かせません。
写真はポリ袋のまま常温で3週間放置して、芽が出てしまったジャガイモです。
家に溜まった紙袋は、そんなジャガイモの発芽を防ぐ救世主なのです。紙袋は通気性があり、ジャガイモの保管に最適とのこと。汚れたら手軽に交換できるのもいいですね。
作り方は簡単。紙袋の持ち手をカットして、上部を内側に折り込むだけです。
もはや説明が必要ないほど。不器用な筆者も5分ぐらいで完成させました。
ポリ袋に入れっぱなしは腐敗の原因にもなるため、ポリ袋からジャガイモを取り出してトライ。
『常温で室内に置きっぱなしにしたジャガイモ』と『紙袋に入れたジャガイモ』のどちらが早く発芽をするのか経過を見てみることにしました。

今回使用したジャガイモの品種は男爵。マッシュポテトなどに適している、ほくほくしたジャガイモです。
秋に収穫し越冬させたジャガイモを使って、発芽に違いは見られるのか比較しましょう。
袋から出したジャガイモを台所の直射日光の当たらない同じ場所に保管。できるだけ同じ条件になるよう、横並びで放置します。
1週間は特に変化は見られませんでしたが、10日後に『常温で室内に置きっぱなしにしたジャガイモ』のうち2つから小さな芽がポツポツと出始めました。
対して、紙袋で保管していたジャガイモには発芽が見られません!やはり紙袋は発芽を送らせるのに一定の効果があるようですね。
その後、14日目にして紙袋で保管していたジャガイモにも、わずかに芽が出現。通常の保管と比べて、4日も発芽を遅らせることができました。
もったいないので芽の部分をカットし、ポテトサラダにして食べました。
手軽にジャガイモの発芽を送らせる紙袋。発芽を遅らせたい人は、チャレンジしてみてくださいね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]