自殺図った少女を助け寝たきりの男性 「娘を障害者にした責任とれ」と家族に罵倒され…

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この世の中には、同情しきれないほどの悲劇が稀に起こる。中国で今、勇気あふれる男性に多くの激励と支援が寄せられていることを、シンガポールの『TNP』や『Oddity Central』が報じた。
中国・吉林省(きつりんしょう)の病院で警備員として働いていたチュウ・ヤンさん(28)は昨年、「4階のバルコニーから少女が飛び降りようとしている」といった通報を受け、急いで駆けつけた。
救急隊はまだ到着しておらず、周囲にいた人々もパニック状態に。「自分が何とかしなければ」と思ったチュウさんは地上で待機し、飛び降りた少女を素手でキャッチした。
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少女の命は助かったものの、チュウさんはあまりの衝撃に全身に複数の骨折をし、重傷を負ってしまった。少女は2、3日の入院で済んだ一方、背骨を骨折したチュウさんは、1年が経過した今でも寝たきりの入院生活を送っている。
永久的な麻痺を宣告されたチュウさんについて、両親は「これ以上の医療費を支払う余裕はなく、弁護士を雇うことも困難だ」として、勤めていた警備会社に医療費の補助を求めた。
しかし会社は、「チュウさんは長期間勤務できないので解雇となりました。よって医療保険も使えません」と返答。少女側に補償を求めようと、家族に電話をかけてみた。

すると少女の家族は「助けるなんて余計なことを。娘にも障害が残ってしまったんだ」と怒鳴りつけてきたという。「娘の障害がこれ以上悪化したら、一生お前たちが償え!」と罵倒され、電話を切られてしまったという。
その様子がメディアに公開されると、チュウさん一家に同情する人々が続出。世界中から励ましの声や金銭的な援助が届き、支援の輪が広がっている。
また、少女の命を救ってくれたことに感謝の気持ちをみせない家族に、「そんなだから子供に自殺願望が芽生えるんだ」「普通、まずは『助けてくれてありがとう』じゃないの?」「信じられない家族ね」など、非難の声が高まっている様子だ。