村上春樹氏の6年ぶりの書き下ろし長編小説、4月13日に刊行…新潮社が発表

新潮社は31日、村上春樹氏(74)の新作長編(1200枚)が4月13日、同社から刊行されることを発表した。村上氏にとって2017年2月刊行の「騎士団長殺し」(第1部顕れるイデア編、 第2部遷ろうメタファー編)以来、6年ぶりとなる書下ろし長編小説となる。
また、村上作品の長編小説としては初めて刊行と同日に電子書籍も配信する。タイトルは未定(仮:村上春樹新作長編)で価格は2970円となる。
◆村上 春樹(むらかみ・はるき) 1949年、京都市生まれ。早大第一文学部卒業。79年「風の歌を聴け」(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に「羊をめぐる冒険」(野間文芸新人賞)、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(谷崎潤一郎賞)、「ノルウェイの森」、「国境の南、太陽の西」、「ねじまき鳥クロニクル」(読売文学賞)、「海辺のカフカ」(世界幻想文学大賞、ニューヨーク・タイムズThe 10 Best Books of 2005)、「アフターダーク」、「1Q84」(毎日出版文化賞)、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、「騎士団長殺し」(第1部顕れるイデア編、第2部遷ろうメタファー編)がある。海外での文学賞受賞も多く、06年、フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、09年、エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、11年、カタルーニャ国際賞、14年、ヴェルト文学賞、16年、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、22年、チノ・デルドゥカ世界賞(フランス)を受賞。