枝豆 『弥彦むすめ』の出荷ピークに!好天続き収穫早まる「楽しくおいしく食べて」【新潟】

新潟県弥彦村では、早くも夏の味覚・枝豆の出荷が最盛期を迎えています。県内でも最も早く出荷が始まる『弥彦むすめ』。5月18日朝も農家が収穫作業に追われていました。

【記者リポート】
「こちらの小さな農業用ハウス、“トンネル”と呼ばれるものですが、その下を見てみると、たくさんの枝豆がなっています。非常に爽やかな香りです」

午前6時ごろ、小さな農業用ハウスに潜り、農家が収穫していたのは、極早生品種の枝豆『弥彦むすめ』です。

弥彦村で生産される弥彦むすめは、県内で最も早く出荷が始まる枝豆ですが、今年は春先に暖かい日が続いたため、その収穫が例年よりさらに1週間早く始まり、今、出荷の最盛期を迎えています。

【弥彦村野菜部会 吉野彰 部会長】
「種まきから始まって、短いようだったけど、大変な作業がいっぱいあったので、ほっとしている」

弥彦むすめの特長は、鮮度を保つために枝付きで出荷されること。一方、枝があることで機械を使った収穫や選別はできず、全てが手作業です。

18日は収穫された約70kgの枝から農家が1本ずつ余計な葉などを摘み取り、丁寧に束ねていきました。

【農家】
Q.一つ一つ手でやるのは大変?
「やっぱり大変。おいしい枝豆を食べてもらいたい」

ふっくらした実に、農家の思いが詰まった「弥彦むすめ」。

【弥彦村野菜部会 吉野彰 部会長】
「好天ということで、さや付きもよくて食味も良い。家族でもいだり、楽しい場面がいっぱいあると思うので、楽しくおいしく食べていただきたい」

弥彦むすめの出荷は、6月中旬まで続きます。