開発担当者が考えるAI開発における課題、2位「精度の改善」、1位は?

SIGNATEは、「AI開発における課題調査」の結果を5月16日に発表した。調査は4月19日~20日の期間、AI開発業務に携わる担当者102人を対象にインターネットにて実施したもの。

「AIの開発に携わる中で「課題」や「壁」を感じたことがあるか」と質問すると、「かなり(26.5%)+やや(51.0%)」を合わせて「ある」と答えた人が約8割という結果に。

どのようなことに対して課題や壁を感じたのかを尋ねたところ、「AIに精通する人材の確保」(65.8%) が最も多く、次いで「精度の改善」(62.0%)、「性能の評価」(43.0%) と続いた。ほか、「求められる専門知識のレベルが高い」「精度、性能の客観的な評価が難しい」などの意見もみられた。

また、「課題」や「壁」に対して「具体的な対策ができているか」と尋ねると、「あまり実施できていない」(45.6%)、「全く実施できていない」(5.1%)を合わせると半数以上が「できていない」と答えた。

対策ができない理由についてのトップは、「自社だけでは限界がある」(49.3%)、次いで「費用が限られており十分な検証ができない」(37.3%)、「対策を行うための時間が取れない」(32.0%) と続いた。ほか、「全体像が見えていない」「社内風土の問題」といった声もあがった。