第6希望入れない未利用者も…名古屋市が10年連続で保育園の「待機児童ゼロ」と発表 隠れ待機児童は大幅増

名古屋市は18日、保育園の待機児童が10年連続でゼロになったと発表しました。しかし、いわゆる「隠れ待機児童」は2022年より大幅に増加しました。

名古屋市によりますと、4月1日時点で市内の保育園の利用を申し込んだ子供のうち、国の基準に基づく待機児童数は10年連続でゼロでした。

市は保育園の整備などで利用枠を増やしたことや、保護者に対し園の情報を提供する職員を増やしたことなどが効果を上げたと分析しています。

しかし、保育園の利用を希望したものの入園しなかった「未利用者」は872人で、2022年より100人あまり増加し、このうち6割の保護者が育休を継続するとしています。

未利用者のうち19人は申込書に第6希望まで書いたにもかかわらず、希望する園に入れなかったということで、隠れ待機児童の問題は依然として解消されていません。