小さなサバを木の煙でいぶして作る…100年以上前から伝わる保存食『あぶり』作りが最盛期 三重・尾鷲市

三重県尾鷲市で、魚を煙でいぶして作る伝統の保存食「あぶり」作りが最盛期を迎えています。

あぶりは、小さなサバを木の煙でいぶしてつくる燻製で、尾鷲市梶賀町に100年以上前から伝わる保存食です。

浜中倫代さんの作業場では、塩水にさらした新鮮なサバを竹ぐしに刺し、サクラの木の煙で黄金色になるまで1時間から2時間ほどじっくりといぶし、香ばしくしっとりしたあぶりに仕上げていきました。

2023年は材料の小サバの水揚げが少なく、浜中さんは「たくさん入っている予約の注文になかなか追いつかない」と話していました。

あぶり作りは6月下旬まで続き、作業場で販売しています。