藤井六冠からも“兄弟子”へメッセージ…齊藤裕也四段の昇段祝う会 杉本師匠は“タイトル戦で愛弟子対決”の夢語る

将棋の藤井聡太六冠の兄弟子・齊藤裕也四段の昇段を祝う会が20日、名古屋市東区で開かれました。

三重県桑名市出身の齊藤裕也四段(25)は2022年10月、杉本昌隆八段の弟子で、一門では藤井六冠に次ぐ2人目のプロ棋士となりました。

20日、名古屋市東区のホテルメルパルク名古屋で開かれた昇段を祝う会で、齊藤四段は出席した地元の関係者ら50人を前に、「棋士になって最初は勝てなかったが、今3連勝中なのでこの勢いで頑張りたい」と活躍を誓いました。

弟弟子にあたる藤井六冠は、21日から福岡県飯塚市で名人戦第4局に臨むため、福岡に移動していて出席はしませんでしたが、ビデオメッセージを送り「齊藤四段とは一門の研究会で対戦して、意見交換をしていました。東海地方の棋士の存在感をアピールしたい」と昇段を祝いました。

師匠の杉本八段は「齊藤四段が藤井六冠のタイトルの挑戦者になって、自分が立ち会い人を務めたい」と、師匠ならではの夢を語りました。

また会には2023年2月に、一門から奨励会を経て女流棋士となった名古屋市出身の今井絢女流1級(21)も出席し、花束を受け取りました。

今井女流1級も現在デビューから負けなしの4連勝中で、今後の活躍が期待されています。