先輩や後輩に「殺すぞ」「辞めちまえ」、殴る蹴る暴力も パワハラや居眠り運転で市原市、消防職員3人処分

市原市は2日、パワーハラスメント行為や居眠り運転事故をしたとして、消防局に勤務する職員3人を停職などの懲戒処分にしたと発表した。
消防総務課によると、30代男性職員は昨年7~12月、救出訓練などの指導役を担当した際に、先輩の50代職員や後輩の20代職員に対し、顔を殴ったり尻を蹴ったりする暴力や「殺すぞ」「辞めちまえ」などの威圧的な言動を繰り返し、肉体・精神的な苦痛を与えたとして停職1カ月に。
40代男性職員は2021年11月に少なくても2勤務日、消防車両を掃除中の職員2人の尻をぬれたぞうきんでたたく行為を繰り返し、苦痛を与えたとして減給10分の1(1カ月)の処分となった。
また20代男性職員は20年8月、休暇中に市内の市道を自家用車で走行中、居眠り運転が原因で対向車線にはみ出し、対向してきた2トントラックと衝突。車両を損壊し運転手に捻挫などのけがを負わせたとして停職1カ月となった。
佐藤伸一消防局長は「市民の信頼を失墜させてしまい、おわび申し上げる。職員の意識改革や職場改善などで再発防止に取り組みたい」と謝罪した。