「マイナ保険証」別人ひも付け問題 河村たかし名古屋市長が苦言「国がとんでもなく間違った方に進んでいる」マイナンバーカードの保険証利用に一貫して“反対”

名古屋市の河村市長は22日、マイナ保険証で別の人の情報が紐づけられる問題が相次いでいることを受け、「国がとんでもなく間違った方に進んでいる」と苦言を呈しました。
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(名古屋・河村たかし市長)「ものすごく出てきますよ。誤って誰々のを出してしまったとか。とにかく国が、とんでもなく間違った方に進んでいる」
CBC
名古屋市の河村市長は、22日開かれた定例会見でこのように述べ、別の人の情報が紐づけられる問題が相次いでいる、マイナ保険証について苦言を呈しました。河村市長はマイナ保険証について去年10月、「任意のはずのカード取得が、強制的に取得を求められることは、法治国家として許されない」として、国に対して申し入れ書を提出するなど、一貫して反対の立場を取っていました。マイナ保険証を巡っては、おととし10月から去年11月までで、情報の誤登録がおよそ7300件あり、そのうち別人の個人情報が閲覧されたケースは5件ありました。