5月16日、愛媛県新居浜市内の保育所で生後8か月の男の子がリンゴを食べた後、意識不明となった事故がありました。街の声、専門家の声を聞きました。
(新居浜社会福祉事業協会 藤田康 理事長代理)「安心安全であるべき保育園において、このような事故が発生したこと、園児の安全を確保できなかったこと、大変申し訳なく思っています」
りんごをのどに詰まらせ8か月の男の子が意識不明 長さ7ミリ×…の画像はこちら >>
愛媛県の『新居浜上部のぞみ保育園』では、5月16日午前、生後8か月の男の子が離乳食のリンゴを口にした直後、呼吸困難に陥り一時、心肺停止状態になったということです。
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(新居浜社会福祉事業協会 細川真由美 事務局長)「刻んだリンゴを2つ口に入れました。様子がおかしいので、保育士と看護師が食べ物が詰まったと思い、吐き出させようと背中をたたきましたが、顔色が変わったため、救急車を呼びました」
男の子は病院に到着後、蘇生しましたが、意識不明の重体に。食べたのは、長さ7ミリ、厚さ3ミリほどに刻んだリンゴ2切れだったということです。
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これを受けて名古屋の街の人はー
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(2歳児の母)「(厚さ)3ミリだったら詰まらないかなと思っちゃう」(4歳児の母)「そのくらいのサイズのリンゴだったら、かむ練習で食べさせていると思う。怖いですね…自分の子どもがと考えると…」(2歳児の母)「このくらいなら大丈夫だろうと刻んでも、詰まらせるときがある。心配」
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子どもの口腔機能に詳しい、名古屋市港区の歯科医師に聞くと…
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(くりさき歯科・こども歯科 栗崎新也 院長)「厚労省が出している離乳食のガイドラインがあって、火を通して舌で押しつぶせるかたさを検討する必要があった。奥歯が生えていないと、そしゃくがなかなか8か月だと難しいので、口の機能としての発達段階でそれに応じた食べ物のかたさ、大きさ、形態を提供する必要がある」
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医師は生後8か月ごろは、かむ機能の発達も子どもによってかなりバラつきがあるため、それぞれに合わせた食事指導が必要になると話します。
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今回、重体となった男の子は今月、保育所に入園し、事故の前日から給食を始めたばかりでした。
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事態を重く見た愛媛県は、この施設に対し、児童福祉法に基づく特別監査を行い、離乳食の調理や提供の仕方など安全管理に問題が無かったか調べる方針です。
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