明治時代にその存在が生き絶えたとされる侍。しかしこの令和の時代、1人孤高に戦い続ける“ラストサムライ”が存在していた。そんな彼を激写した写真が、今ツイッターで話題となっている。
【話題】令和だって乱世だ！その勇ましき姿を刮目せよ…！
これぞ現代に生きる「孤高の侍」…！ 滝と戦う勇ましすぎる姿に…の画像はこちら >>
「滝と戦う孤高の侍」というコメントと、ハッシュタグ「#tokyocameraclub」を添え、荘厳な滝と勇ましく戦う侍の写真を投稿したのは、デザイナー兼フォト＆ビデオグラファーのnabecamさん。
そして、黒い甲冑姿に身を包み、兜を被った侍姿の超カッコいい被写体さんは、ウシ×マサ / 甲冑侍さん(@u4_masa)である。
どちらの写真もダイナミックな構図と、激しく落ちる滝と戦うウシマサさんの雄姿があまりにも凛々しく、言葉にできない感動がある。そのインパクトも凄まじいが、滝以外の周りの風景の美しさも風流でステキだ。全てを引っくるめて、完成度の非常に高い、最高にイカした作品となっている…！
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今春公開されたこの投稿は、Twitterとインスタグラムでも公開され、Instagramでは世界各国のユーザーからいいねが殺到している。
インスタグラムでは「カッコ良すぎやしませんか！！？」「これはヤバかっこいいですね」「劇画かと思った」「なんという迫力！」と大絶賛の嵐。
記者は、そんなセンス抜群のフォトグラファーnabecamさんを取材した！
本格的に写真を始めたのは7年前になるnabecamさん。普段はパートナーと一緒に四季の風景と絡めたポートレートを撮っており、作品数は1,000を超えている。しかし今回の撮影のモチーフは、侍と滝との戦い。作品のこだわりポイントを伺った。
「今回の写真では、ゲームや映画の中で見るワンシーンのような、荘厳な滝の風景と甲冑の重厚さ、ポージングの迫力といった印象を大切にしました」
「撮影ではその迫力が伝わるようなレンズ選びと切り取りを行い、カメラの設定ではダイナミックな滝の流れをなるべく表現できるようにしました。レタッチでは風景の荘厳さや甲冑の重厚感、構えの緊迫感などが伝わるよう調整していきました。」
とても格好良い作品であるだけに、大変さもあったことだろう。どのような苦労があったのか。
「撮影時のコミュケーションです。滝付近なので、普通の声の大きさではやりとりが難しい状況でした。山奥のため電話でのやり取りもできませんでした」
そのため、撮影中のやりとりはジェスチャーを使っていた。
「ちょっとしたニュアンスの伝え方、撮影のタイミングやポージングを変えてもらうタイミングなど、撮り終えたことを伝えるのが非常に大変でした」
撮影時間は30分ほど。ただ、その中でウシ×マサさんが様々な気遣いをしてくれたという。
「構えをゆっくり動作してくださったり、アドリブで「こんなのいいんじゃないか？」と色々なポージングをしてくださったおかげで、想像以上の写真が撮れました」
と、nabecamさんも彼には多大なる感謝を感じている。
今回の被写体である、甲冑侍のウシ×マサさん。とても凛々しいお方だが、甲冑姿は少し物々しい雰囲気もある。だが中のウシ×マサさんは、実際はとてもお茶目な方のようだ。
「関西出身ということもあってか、撮影の中で必ずオチを考えたりと、とても楽しい時間でした」「観光客の方に声をかけられると一緒に記念写真を撮ってる一面もありました」
など、とても気さくでステキなお人柄の方だった。
「今回の写真はウシ×マサさんのおかげで成り立ってると言っても過言ではありません。本当に感謝です」
撮影者のnabecamさんと、被写体の侍・ウシマサさんが、過酷な撮影環境の中、力を合わせ、命懸けで完成させた今回の写真作品。そんな素晴らしい作品を拝見させてもらえている私たちこそ、彼らに大きな感謝と拍手を送りたい。
以下は、nabecamさんとウシマサさんのアカウント。気になった方はフォローしてみよう。
・nabecamさん
Twitter: https://twitter.com/nabecam_twinstagram: https://instagram.com/nabecam/
・ウシ×マサ / 甲冑侍さん
Twitter : https://twitter.com/u4_masainstagram : https://instagram.com/u4_masa/
滝と戦う孤高の侍
Model : @u4_masa #tokyocameraclub pic.twitter.com/Bh7U97kM5k
nabecam (@nabecam_tw) February 9, 2023