いじめ被害で13歳少女が首吊り自殺 失意の母親が「子供のSNSは監視を」と警鐘

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学校でもネットでもいじめを受け、深く傷ついていた少女。結局は自らの命を絶ってしまったこと、またそれに対する母親のコメントを『Daily Mail』などイギリスのメディアが伝えた。
イギリスのランカシャーで暮らしていたアリッサ・モリスさん(13)は、陽気で賢い女の子だった。将来は英国王立動物虐待防止協会のスタッフになりたいという夢を持ち、元気に小学校生活を過ごしていたそうだ。
しかし2020年に進学した頃から、アリッサさんの様子は徐々に変化した。新型コロナウイルスの感染拡大もあって生活は激変し、さらにいじめの被害を受けるようになって、自傷に走るようになったのだ。
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アリッサさんは学校にも相談したが、解決に向けては動いてもらえなかった。しかし同時期に好きな絵にのめり込むようになり、徐々に前向きに。それを機に別の学校に転校したところ明るくなり、家族も喜んでいたのだという。
だがアリッサさんはまたしてもいじめの被害者になり、前の学校の生徒たちからもSNSで嫌がらせを受け続けた。傷ついたアリッサさんはネットに癒やしを求め、自殺願望を明かして自力で死ぬ方法を調べるようになった。
そんなある日のこと、アリッサさんは愛用していたパソコンに遺書を残して公園へ。そこで首を吊り、意識不明の状態で発見された。駆けつけた救急隊が命を救おうと手を尽くしたが、その日のうちに亡くなった。
アリッサさんが死を望むほど苦しんでいることを知らなかった母親たち家族は、突然の出来事にとてつもないショックを受けた。
遺書の内容は曖昧だったらしく、当局は「自殺の原因に該当する説明はなかった」と発表した。
だがアリッサさんの母親は、「要因は3つ。いじめ・SNS・コロナです」と主張。とりわけSNSとネット上のいじめについて「親はしっかり注意しておくべき」と主張し、「子供たちはスマホやSNSに心身をすり減らされている」と述べた。
子供は繊細で、親の気持ちを心配して悩みを隠すことがある。子供の様子がおかしいと感じたら、ホットラインなど相談機関を教える、スクールカウンセラーに連絡してサポートを依頼するなど手を打つ必要がある。
・いのちの電話
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