重大インシデントと判断…空港でヘリが誤って“指示と違う地点”に着陸 運輸安全委員会が23日から調査へ

中部国際空港で22日朝、ヘリコプターが誤って指示されていた地点とは別の所に着陸し、国土交通省は重大インシデントに該当すると判断しました。運輸安全委員会の航空事故調査官が23日から調査を始めます。

国交省によりますと、22日午前9時すぎ、中部国際空港に飛来した「朝日航洋」が運航するヘリコプターが、管制官から指示された滑走路ではなく、誤ってヘリコプター用の離着陸地点に着陸しました。

乗っていた2人にケガはなく、機体に損傷もありませんでしたが、国交省は航空法に違反し、事故につながりかねない事態として、重大インシデントに該当すると判断しました。

運輸安全委員会の航空事故調査官3人が23日から原因の調査を始めます。

ヘリコプターは、機体の移動のために大阪の八尾空港から飛来したということです。