同じ時間帯に2件…特殊詐欺被害が名古屋・中川区で相次ぐ いずれも“百貨店の店員”を名乗る電話きっかけに

5月23日、名古屋市中川区で高齢男性がキャッシュカードをだまし取られ現金150万円を引き出されるなど、特殊詐欺の被害が同じ時間帯に2件ありました。

23日午前11時半ごろ、中川区に住む男性(80代)の家に、百貨店の店員を名乗る男などから「(男性の)カードを使って高級時計を買おうとしている女性を止めている」「暗証番号を変えた方がいい」「他の者が近くにいるのでキャッシュカード2枚を渡してください」などと電話がありました。

その後、男性は自宅を訪ねてきた男に封筒に入れたキャッシュカードを渡し、印鑑を取りに行っている間に中身をゲームのカードにすり替えられました。

盗まれたキャッシュカードの口座からは、現金150万円が引き出されていたということです。

中川区では、同じ時間帯に詐欺の予兆電話が2件確認されているほか、別の男性(80代)も同様に、百貨店の店員を騙る電話をきっかけに現金100万円をだまし取られる被害が発生しています。

警察は知らない番号からの電話に注意するとともに、迷った時には「1人で判断せず必ず誰かに相談を」と呼びかけています。